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2022.083
医療逼迫警報と適切な受診のお願い
地域の皆さま
当院の診療制限のために皆さまには多大なご不便とご迷惑をおかけして誠に申し訳ございません。1日も早く日常診療を取り戻せるように最大限に尽力いたします。ご理解ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
現在、菊川市および近隣地域では、大きな病院だけでなく 身近な診療所でも、通常の医療を提供することが難しくなっております。
7月29日に静岡県から「医療逼迫警報」、8月2日に4つの学会(⽇本感染症学会、⽇本救急医学会、⽇本プライマリ・ケア連合学会、⽇本臨床救急医学会)から合同で「限りある医療資源を有効活⽤するための医療機関受診及び救急⾞利⽤に関する声明」が発表されました。
これらの内容を地域の皆さまに知っておいていただきたく情報提供いたします。
「医療逼迫警報」のポイントは、以下の4点です。
○ 早期のコロナワクチン接種をご検討ください。
○ 基本的な感染対策を徹底してください。熱中症に注意しながら、特に会話や食事の際に、適切にマスクを着用してください。
○ 旅行や帰省を含めて、感染リスクの高い外出には十分に注意してください。
○ 適切な受診にご協力ください。
「適切な受診」のポイントは、以下の通りです。
1.新型コロナウイルス感染症を疑う症状があっても、その症状が軽い場合には、65歳未満で基礎疾患や妊娠がなければ、検査や受診を慌てる必要はありません。新型コロナウイルス専⽤の特別な治療は行わず、つらい症状を和らげる薬を使用しながら自宅療養となります。
(症状が軽い=飲んだり⾷べたりできる,呼吸が苦しくない,乳幼児で顔⾊が良い)
2.一方で、症状が重い場合、37.5℃以上の発熱が4⽇以上続く場合、65歳以上の⽅、65歳未満でも基礎疾患がある⽅、妊娠中の方、ワクチン未接種の⽅は、重症になる可能性があります。早めにかかりつけ医や近隣医療機関、あるいは発熱相談窓口(※)へ相談してください。
(症状が重い=⽔分が飲めない、ぐったりして動けない、呼吸が苦しい、呼吸が速い、乳幼児で顔⾊が悪い、乳幼児で機嫌が悪くあやしてもおさまらない)
3.救急⾞を呼ぶ必要がある症状は、次の通りです。顔⾊が明らかに悪い、唇が紫⾊になっている、表情や外⾒等がいつもと違う、様⼦がおかしい、息が荒くなった、急に息苦しくなった、⽇常⽣活で少し動いただけで息苦しい、胸の痛みがある、横になれない、座らないと息ができない、肩で息をしている、意識がおかしい(意識がない)など。
4.救急⾞の利⽤の⽬安については「救急⾞利⽤リーフレット」が参考になります。
判断に迷う場合には,かかりつけ医へ相談するか、各種相談窓⼝(発熱相談窓口(※)、#7119救急安心センター、#8000子ども医療電話相談)をご活用ください。
(※) 静岡県発熱等受診相談センター 050-5371-0561(24時間対応)
050-5371-0562(平日8:30~17:15)
以上です。
菊川市および近隣地域の医療を破綻させないために、皆さまお一人おひとりのご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。
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